4月にもなると新生活ですよね。
フレッシュマンの方も、そうでない方も、節目の時期です。
初めて会うひととの挨拶が多くなります。
営業先、取引先、上司、新入社員など。
そんなタイミングにあわせて、名刺は準備していますか?
名刺の作り方は千差万別。
個性的なデザインでライバルに差をつけたり、素材にこってみたり。
今回は、相手に覚えてもらえる名刺の作り方について、脳科学的な角度からご紹介します。
名刺の歴史についてもご紹介しますので、名刺の作り方だけでなく、渡し方のヒントになると思います。
名刺の作り方のヒントにしてみてください。
名刺交換相手など覚えていない
人間の記憶はたいへんあいまいなものです。
ビジネスマンはたくさんのひとと名刺交換しますので、どうしても顔と名前が一致しないということがよくあります。
とある調査によると、6割も名刺交換相手のことを覚えていないそうです。
せっかく名刺交換したのに、これではもったいないですよね。
なので、なんとか名刺交換の機会に顔を覚えてもらうことが大切。
また、自己紹介のための名刺交換ですので、自分の得意分野や強みをアピールできればベストです。
なぜ顔と名前が一致しないのか
あなたの名前「山田太郎」、これは文字ですよね。
脳科学的には、文字は左脳が処理していると考えられています。
左脳は論理的な働きを司っていますので、文字の処理が得意なのです。
一方、右脳は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの感覚的な働きを司ります。
つまり、顔と名前が一致しないのは、視覚と文字、つまり右脳と左脳の連携がとれていないからです。
ですので、その逆をついていきましょう。
左脳と右脳を同時に刺激するような名刺にすると効果的なのです。
相手の五感、そして左脳と右脳に働きかけるような工夫をすることで、名刺交換のときの印象がガラっと変わります。
相手の右脳を刺激しよう!
まずは、名刺交換相手の右脳を刺激する3つの方法をご紹介します。
顔写真を入れる
最近では顔写真を名刺に入れる方も増えているようです。
これなら、後で名刺を見て「あ~あのひとか!」と思い出してもらえそう。
写真を入れるのが気恥ずかしいなら、似顔絵を入れてみてもいいでしょう。
相手の視覚を刺激しますので、効果バツグンです。
顔と名前を一致させてもらえる確率が高まります。
最近では、アプリなどで顔の似顔絵を作ることもできますので、そういうのを活用してみてはいかがでしょうか。
色にメッセージを込める
素材だけでなく、変わった色にしてみるのも効果的です。
大手広告企業の電通は、100色の名刺を用意しているそうです。
なんでも、100人いれば100色のカラーがある、という意味合いを込めているそう。
さすが大手広告代理店という感じです。
こんなふうに色に会社や事業の理念を込めてみるのも、アリですね。
素材で一歩先を行く
名刺の素材を工夫すると、見た目だけでなく触り心地も変わります。
名刺交換したあとに、「あれ、触り心地がいいな」と思わせられたら、それだけで成功です。
また、高級感ある名刺なら、同時に何枚も名刺をもらったときには印象に差がつきますよね。
格があがること間違いなしです。
家庭用のインクジェットプリンターと名刺用の用紙で簡単に名刺を作ることもできますが、やっぱりちょっと見劣りがします。
厚手の素材にしてみるとか、ちょっとした工夫でも覚えてもらいやすくなります。
大胆に冒険してみる
さらにクリエイティブな職業の方なら、杉やヒノキなどの木材、和紙、プラスチック、マグネット素材などを使って冒険してみてもいいかもしれませんね。
立体的な形の名刺も最近では作れるそうですので、それもインパクトがありそうです。
香りつきの名刺や、食べられる名刺まであります。
ワクワクするような名刺を渡すことができれば、それだけであなたのことを覚えてもらえることでしょう。
ただし、マナー違反にならないよう、渡し方も含めて気をつけましょう。
相手の左脳も刺激しよう!
名刺交換相手の左脳も刺激していきましょう。
2つの効果的な手法をご紹介します。
キャッチコピーであなたの強みを伝える
キャッチコピーは、相手に対してあなたのことを文字を通じて印象付ける方法です。
あなたの強み、行っている事業の特徴など、さまざまなことをキャッチコピーで表現することができます。
キャッチコピーといっても、むずかしく考える必要はありません。
「○○ならなんでもおまかせ!」とか、「○○づくり、△△づくり、××づくり」とか。
ありがちなキャッチコピーを少しパロディにしてしまいましょう。
キャッチコピーがあるだけで、あなたがどんなサービスをしてくれるのか、どんなことが得意なのか、ひと目で伝わります。
座右の銘を入れるときは注意が必要
座右の銘を名刺に入れる方も増えています。
ただし、座右の銘は、個人的な信条を押し売りしている印象になってしまう場合もありますので、注意が必要です。
業種やTPOにあわせて使い方を熟慮する必要がありますので、座右の名を入れるのは高度なテクニックです。
初心者ならキャッチコピーがおすすめです。
キャッチコピーなら、どんな相手先でもすんなりと受け入れてくれますので、それほど細かいマナーを気にする必要もありません。
手書きメッセージに気持ちを込める
名刺の裏などに、手書きでメッセージを書いておくのもオススメです。
手紙をもらうと誰しも嬉しいものですが、それは名刺でも同じことです。
最近では、手書きで手紙を出す風習もなくなってきていますので、なおさら手書きのものは新鮮です。
温かみのある印象を持ってもらうことができます。
ただし、名刺交換のときにメッセージを書くのはマナー違反という考え方もあります。
ですので、メッセージを添えるときはタイミングや相手をよく考えることが肝心です。
また、お守りとしてメッセージを入れてくれる名刺もあります。
あたたかみがあって、もらう側もほっこりしてしまうかも。
どこでどうやって名刺を作ればいいの?
最近では、名刺を作るアプリもあり、自分でデザインができるようになってきています。
名刺用の紙を購入し、自宅のプリンタで印刷したり、コンビニのプリンタで印刷することも可能です。
ですが、自宅印刷向けの名刺用の紙はミシン目で切り取るものになりますので、自宅で作ったことがバレバレの名刺に仕上がってしまいます。
コンビニで印刷した場合にも、最終的には自分でカットしなければなりませんので、やはり自分で作成したことがバレてしまいます。
ですので、よほど急ぎのことでもない限りは、専門店に注文したほうがよいでしょう。
とくにネット注文だと、納期も短くてすみます。
翌営業日出荷が可能になっていますので、「今日の夕方には必要!」というような急な場面でない限りは、ネット注文がおすすめです。
いま人気のネット注文
スタンダードなビジネス名刺が必要な場合は、【名刺通販ドットコム】がおすすめです。
一般向けのスタイルの名刺が、短い納期ですぐに入手できます。
バランスのとれたデザインになっていますので、“どこに出しても失敗しない”名刺を手に入れることができます。
>>名刺通販ドットコムで“どこに出しても失敗しない”名刺を入手する
デザインで差をつけたい方には、【ビスタプリント】がおすすめです。
3500種類もの多彩なテンプレートが用意されていますので、デザイン選びに困ることはありません。
写真やロゴも入れてもらえますので、“確実に覚えてもらえる”名刺を手に入れることができます。
名刺の歴史
名刺の歴史は意外と古いものがあります。
実は、名刺は訪問の挨拶などのために使われてきた長い歴史があるのです。
16世紀ごろのヨーロッパでは、訪問先が留守だった場合、自分の名前を記入したカードを置いて来訪を伝えていたそうです。
18世紀のヨーロッパは社交界が華やかになった時代で、この頃は名刺交換がマナーとして行われていたようです。
中国ではすでに2000年ほど前の後漢の時代から、刺と呼ばれる札に名前と身分を記載したものを訪問の挨拶に用いていたようです。
挨拶のときや訪問先が不在だったときに活躍してきた歴史があります。
日本では幕末ごろから名刺文化が入ってきたので、まだ歴史としては浅いといえます。
名刺交換は歴史的なマナー
世界中で同じようなマナーが古くから普及していたのは興味深いものですね。
名刺は、相手に覚えてもらうきっかけ作りになるだけでなく、マナーでもあります。
むかしの人を見習って、名刺作りにひと工夫こらしてみてはいかがでしょうか。
自分の事業や能力、仕事ぶりを知ってもらえるよいチャンスになります。
めずらしい名刺なら会話のきっかけにもなりますので、営業でも力を発揮してくれるはずです。
まとめ
名刺交換は、自己アピールのための大事なワンシーンでもあります。
さらに、名刺交換にはTPOに合わせたマナーがとても大切です。
名刺をまだ持っていない!という方は、しっかり準備しておきましょう。
もう作ってるよという方も、枚数が少なくなってきたら、そろそろ新しいデザインにしてみてはいかがでしょうか?