あなたはFXの聖杯探しで、心身を消耗させていませんか?
でも、それも無理はありません。
なぜなら、ほとんどのFX初心者が聖杯を探し続けた挙句、見つけることができずにFXをあきらめてしまうものだからです。
ですので、「そもそも聖杯は存在するのか?」「存在するとすればどういう特徴があるのか」を知っておく必要があります。
そこで今回は、FXにおける聖杯について解説します。また、幻の手法を見つけて検証しましたので、聖杯探しで疲れたひとは、この記事を隅から隅まで読むことをおすすめします。
目次
FXにおける聖杯とは?
まず FX における聖杯の定義から考えてみましょう。聖杯とは、百発百中で勝てる手法のことを言います。必勝法ですね。
ほんとにそんなものが存在するのでしょうか?ちょっと考えてみましょう。
まず、この世の中にはありとあらゆるFXの手法があります。
チャートパターンに聖杯はあるか?
古くはダウ理論などのチャートパターンを利用した手法があります。ですがチャートパターンは百発百中とは言い難いものです。
例えばみんなが好きなチャートパターンに、ダブルトップとダブルボトムがあります。「ダブルトップの時は売り」、「ダブルボトムの時は買い」いうのが鉄板パターンだとされています。
ですが、「ダブルトップに見えて売りを仕掛けたのに相場が上がって損をした」、あるいは逆のパターンとして、「ダブルボトムに見えて買いを仕掛けたのに相場が下がって損した」ということもよくあります。
たとえば、次の相場は前半はきれいなダブルトップを形成しています。
でも、その後は下がるどころか爆上げしています。
これはなぜかと言うと、例えば5分足でダブルトップに見えたタイミングでも、実は1時間足で見ると上昇のパターンになっているということがあるからです。
ですので裁量判断の能力を高めないとチャートパターンで勝つことはできません。これは聖杯とは言えないですよね。
インディケーターに聖杯はあるか?
インディケーターさえ使えばFXで勝てると考えている初心者は大勢います。
ですが、それだけでは勝てるものではありません。
インディケーターとはそもそもどんなものかと言うと、たんに終値を加工したものにすぎません。ですので、それ自体が聖杯になるわけではありません。
インディケーターが強みを発揮するのは、相場の本質を分かっているひとが自分のトレード手法を補足するものとして使った場合です。
なので初心者がいくら優秀なインディケーターを使ったところで、それで百発百中勝てるようになるわけではありません。
例えば移動平均線を考えてみましょう。移動平均線といっても10日移動平均線、20日移動平均線、25日移動平均線、というようにたくさんの移動平均線が考えられます。
どの移動平均線を使うかはトレーダーの力量にかかっています。ということは裁量の力が必要ということですね。そうなると勝てるトレーダーもいれば負けてしまうトレーダーもいるということです。
そもそも、平均などの統計的な方法というのは、必ず例外があります。たとえば学校のクラスメートの平均身長が170センチだったとしても、200センチのひともいれば150センチのひともいます。相場がこういう例外の動きをすれば、インディケーターを使っていても負けるときが必ずきます。
高度な裁量判断が必要な手法は、聖杯にはほど遠い
もう一つはラインを使う方法があります。ですがトレンドラインやチャネルラインっていうのは人によって引き方がまちまちです。
相場の値動きは基本的にはランダムですので、そんなものに線を引くというのは、高度なセンスが必要です。
「ラインに何回ローソク足がタッチすればサポートとみなしてよいのか」、「どれぐらいの期間であればラインが効いていると言えるのか」という、高度な判断が必要です。例えば5分足でラインを使うとして、1ヶ月前のローソク足からラインを引いてきても意味がありません。
ほかにも、例えばレジスタンスになっているトレンドラインを引く場合、「上ヒゲにラインを合わした方がいいのか」、はたまた「ローソク足の始値にラインを合わせた方がいいのか」という裁量判断が求められます。
たとえば、ある人は、次のようにうまくラインを引けるかもしれません。
ですが、ひとによっては、同じ相場に対して、次のようにあまり機能しないラインを引いてしまうこともあります。
他にも「押し目買い」「戻り売り」という手法があります。これらはとても重要な考え方ではありますが、押し目が来て買い時だと思ったのに、どんどん下がってそのまま下がり続けるというようなこともあります。
つまり、本当の押し目なのかどうかを判断する能力が必要だということです。
三角保ち合いやブレイクアウト手法も高度な裁量判断が必要です。買い方向に行くのか売り方向に行くのかを見定めるには、長年の経験が必要ですし、ダマシにあわないように注意しなければいけません。
ダマシとは、「値動きが買い方向に行くと見せかけて売り方向に行く」、あるいは「売り方向に行くと見せかけて買い方向に戻ってしまう」ようなパターンです。負けが少ないトレーダーは、ダマシを回避する裁量判断能力が非常に高いです。
ボリンジャーバンドにしても、2シグマを使うのか3シグマを使うのかなど、トレーダーの裁量判断が必要です。また、そもそも2シグマとか3シグマというのは統計学的な数字です。
つまり移動平均線を使うにしてもボリンジャーバンドを使うにしても、そのときの相場が移動平均が効くタイミングなのかボリンジャーバンドが効くタイミングなのかを判断するのには、やはり高度な裁量判断が必要なのです。ストキャスティクスやRSIでも同じことが言えます。
FXの聖杯はないが、「ほぼ聖杯」はあるんじゃない?
では、そもそも「誰もが勝てるようになる聖杯」は存在するのでしょうか?
誰もが百発百中で勝てるとされる手法でみんながトレードしたらどうなるか考えてみてください。
例えば誰かが買い注文を入れたとします。でも、その注文が通るためには誰かが売り注文を入れていなければなりません。つまり、FXというものは、誰かが勝てば、誰かが損をするのです。
これだと、誰もが勝てるようになる聖杯とは言えませんよね。
ですので、文字通り百発百中で誰もが勝てる聖杯というのは存在しないということになります。
ですが、、、
「ほぼ聖杯」というのは存在するかもしれません。
トータルで着実に勝てれば、「ほぼ聖杯」と呼んでよい
相場の動きは人の心が決めています。人の心を百発百中読むのが難しいことは、日常生活でもわかると思います。
でも、大衆心理とよく言われるように、「ほとんどのトレーダーがこういう心理状態になる」というゆるい法則さえつかめれば、これはほぼ聖杯と呼んでもよいのです。
FXというのは勝ったり負けたりを繰り返して、トータルで勝てれば良いのですから、勝率100%でなくてもよいのです。
逆に言うと、勝率100%などとうたっているFXの商材はかなり怪しいです。というか、間違いなく詐欺でしょう。
投資は、月利、年利でプラスになりさえすれば、一時的に負けてもいいのです。勝率自体はあまり重要ではありません。
例えば一度3万円負けたとしても次で8万円勝てば5万円のプラスです。こうやって勝ったり負けたりを繰り返しながらコツコツコツコツ買っていくのが投資の本質です。
勝率というのは、あくまでも一時的な目安にすぎません。しっかり年利で利益をあげているかどうかが大切なのです。
では、FX におけるほぼ聖杯の特徴とはどんなものが挙げられるでしょうか?
FXでほぼ聖杯とされる手法の特徴
素性が分かっている人物が開発している
まず条件として、その聖杯を考え出した人の名前や素性がわかっていることが前提です。 FX の世界ではかなり詐欺まがいの商材が出回っています。
実在しない人物の名前を使い写真まで捏造して、あたかもスーパートレーダーのすごい手法のように見せかける詐欺商材や詐欺ツールが多いのです。
なので開発者が実在する人物であって、きちんと名前も分かっている必要があります。
その手法の実力が第三者に認められている
次の条件は、きちんと世の中に何らかの形でその実力が認められ賞賛されている必要があります。
「聖杯を見つけた見つけた」と騒ぐ人は世の中にたくさんいます。ですがそのほとんどは、誰からも認められない手法です。誰からも認められないのは、長期的に成果が出ないからです。1年間を通じて大きな利益を上げれば、きちんと人から賞賛されるものになります。
ですので第三者に賞賛されている手法かどうかが一つの見極めポイントです。
システムトレードって聖杯?
「シンプルなトレードが勝ちやすいなら、システムトレードがいいんじゃない?!」と思う方も多いと思います。
システムトレードとは、アルゴリズムで自動でトレードする手法です。
そこで、とある証券会社のシステムトレードコンテストで優勝した手法を検証してみましょう。
具体的にいうと、インヴァスト証券のシストレ24AWARDSというシステムトレードのコンテストがあります。ここでは、世界中の6000ものシステムトレード手法が実力を競い合います。
そこで優勝した手法が、ほぼ聖杯と呼べる手法です。
ではこの手法がほぼ聖杯と言えるのかどうか検証してみましょう。
開発者は実在してる?
この手法は実在するトレーダー柿澤真正さんが開発したものです。
この方は、名前も素性もしっかりしていて雑誌やメディアにも取り上げられている人物です。もしこの人が実在しない人物であればすぐに警察が動いて簡単に逮捕してしまうでしょう。ですので、聖杯の第一条件はクリアしていると言えます。
実力が賞賛されている?
次に実力がちゃんと評価されているかどうかです。さきほどすこし述べましたが、この手法はインヴァスト証券という証券会社が開催するシステムトレードコンクールで、ダントツで優勝しています。
ではこの手法がどの程度の実力を持っているのかと言うと、なんと年間収益率は、脅威の439.96%をたたき出しました。
これだけの年利をたたき出せば、ダントツで優勝するのは当然といえば当然で、世界一と賞賛されています。
再現性が高い?
ではこの手法が再現性が高いかどうかですが、この手法はシステムトレードコンテストで優勝しているわけですから、ちゃんと自動売買ツールとして誰でも使えるように開発されています。つまり、誰でも実行できるという意味では、再現性が高い手法だと言えます。
ですが、収益も再現できるかというと、かならずしもそうではありません。
システムトレードの落とし穴
システムトレードには、落とし穴があります。
たしかにシステムトレードやそれを利用したサインツールは、誰にでも使えそうでいいですよね?
ですが、あまりおすすめできません。
なぜならサインツールは、手法がワンパターンなため、うまくいく年もあればうまくいかない年もあるんです。
その証拠に、柿澤さんのツールは2016年に恐ろしいほどの成果をあげましたが、2017年はそれほどでもなかったです。
やっぱり年度ごとに成果がちがうのは、聖杯とは言いづらいです。
FXは負け組が9割で勝ち組は1割とも言われています。
つまり、誰でもできることばかりしていては、負け組になる可能性が高いです。
勝ち組の思考パターンを手に入れることが聖杯
もしも、トレード手法に百発百中のような聖杯というものがあるとすれば、それは世界のヘッジファンドが独占してしまうでしょう。
ですので、トレード手法のなかに、一般人が入手できる聖杯はないと思ってほぼ間違いないです。
でも、希望をもってください。
FXでは、一般人の負け組がいるからこそ、ウォール街などの勝ち組トレーダーが大きくもうけることができる仕組みになっています。
この仕組みを利用してください。
つまり、、、
多数派の負け組ではなく、少数派の勝ち組の思考パターンを身につけるんです。
・・・でも、
「そんなの手法じゃないから、よくわからない」って思いますよね?
でも、大丈夫ですよ。
きちんと初心者でも分かりやすくまとめられた、優秀な本があります。
負け組トレーダーが見落としている、“卑怯な方法”が書いてあるんです。
「でも、値段が高い本なんでしょ?2万円くらい?」
って心配ですよね。
そのお値段ですが、、、
100円です。
いわゆるマーケティングキャンペーンですね。
でも、今だけのキャンペーンです。
2万8000人を指導した維新の介さんが、これまでの指導経験から、必勝テクニックやこれだけは知りたい情報まで、まとめています。
もうトレーダーとしての成長は必要ないという人は、買わなくてもいいと思います。
でも、もし少しでもスキルアップしたいなら、急いだほうがいいかもしれません。
こういうのはすぐに予告なくキャンペーンが終了する可能性が高いからです。
100円なのでゲットしても損はないですが、気になってるのにゲットし損ねるのは、損した気持ちになりますからね。